環境への取り組み
環境方針
私たち朝日プリンテックは、朝日新聞グループ企業の一員として、より良き明日を願い、環境にやさしい印刷・梱包・配送事業をこころがけます。
1.私たちが扱う製品、サービスおよび事業活動において、環境汚染の予防を図るとともに、環境マネジメントシステムを継続的に改善して、自然環境保護に努めます。
2.環境法規制はもちろん、「朝日新聞環境憲章」などその他の要求事項を順守します。
3.環境改善に向けて以下の項目を重点テーマとして取り組みます。
- ① 電力などの省エネルギー
- ② 紙、インキなどの省資源
- ③ 廃棄物の削減
4.この環境方針の達成のため目的・目標を設定し、社員と委託会社従業員にも広く知らせ、全部門・全職場をあげて取り組むとともに、定期的に見直しを行います。
5.この環境方針は社外にも公開します。
環境コミュニケーション
印刷に用いる版には、インキが乗る画像部と乗らない非画像部の二値で表現した画像が描画されます。この画像は、「スクリーニング」と呼ばれる画像処理を用いて生成します。一般的に多く使われるAMスクリーンは、規則正しい間隔に並んだ網点の大小で濃淡を表現しますが、朝日新聞が採用しているFMスクリーンは微小な網点の粗密で濃淡を表現します。これによって従来のAM方式よりも高精細かつ滑らかな階調表現を実現しています。
FMスクリーンは環境面でも優位な印刷方式です。印刷された網点の周囲には、ドットゲインと呼ばれる太りが発生します。ドットゲインは、インキが押しつぶされて物理的に広がる現象と、インキと紙の境界付近の紙の内部で光が乱反射してインキが無い領域にも色が付いて見える光学的な現象が合わさったものです。ドットゲインの量は網点の周囲長に比例するため、版上で画像部が同じ面積率の場合でも、微細な網点で画像を形成するFMスクリーンの方が従来のAMスクリーンよりもドットゲインが大きくなり、濃く印刷されます。スクリーニング処理を行う際は、この濃くなる比率を見越して網点の量を減らすため、FMスクリーンでは従来のAMスクリーンよりも画像部の面積が少なくなり、インキ量も少なくなります。インキの原料には顔料・樹脂・溶剤などの環境負荷の高い物質が含まれており、インキ量の削減は環境に対する貢献に繋がります。
FMスクリーンの網点 AMスクリーンの網点
FMは周囲長が長い分、ドットゲインが大きくなります(模式図)
朝日新聞のFMスクリーンは、2011年9月にStaccato36という最小画素が42μmの方式からStaccato25という最小画素が21μmの方式に変わりました。21μmの画素は新聞用CTPの能力の限界値であり、高品質と環境負荷軽減の両立を新聞業界の最高レベルで達成しています。
環境報告書
環境汚染を防ぎ地球に優しい新聞印刷・梱包・配送事業を心がけた私たちの環境への取り組みをご覧ください。
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