新聞印刷工場見学

新聞印刷工場見学

カラー印刷輪転機

新聞のカラー印刷は、墨、藍(シアン)、紅(マゼンダ)、黄(イエロー)4色の重ね刷りで全ての色を表現しています。各色を印刷する順番は印刷会社及び工場単位で 異なっていますが、多くの場合、墨→藍→紅→黄を採用しているところが多いようです。

機械の構成は現在主流のタワー型輪転機と呼ばれる機種の場合、下記の画像のようにモノクロ輪転機のBBユニットを縦に4段重ねた形になっており、PC機と呼ばれています。 その他、ハーフデッキ(HD)と呼ばれるモノクロ片面輪転機で印刷した後、再度「サテライト輪転機」と呼ばれる印刷機で逆側の面をカラー印刷する方式、 カラー印刷が始まった初期に用いられた3C方式などがあります。

現在、新聞印刷においても商業印刷並みのクオリティーが求められていますので、タワー型輪転機には綺麗な紙面を印刷する為の様々な仕組みが装備されています。 まずは4色を重ねた際に少しでも各色の位置がズレると綺麗な紙面にはなりませんので、自動で各色の位置を合わせる自動見当調整装置(通称カラコン)。 また各胴共に全幅の半分単位で独立して調整可能なシェルシリンダー。更に紙は水を吸って伸びますので、1色印刷ごとにその伸びを吸収するアンチファンナウト装置等、 数々のコントロールシステムが組み込まれています。ただし当然ながら全て全自動で印刷することは不可能で、やはり最後は印刷オペレーターの技術にかかっています。

なおカラー印刷で一番難しいのは、やはり色見本(色ゲラと呼ばれます)通りに印刷する事で、こちらも自動化装置を装備した輪転機もありますが、 多くの場合、やはり最後は調整する人間の技術にかかっています。同じ輪転機で印刷したとしても、オペレーターの技術が高度に均一化されていないと、その時々で 品質の異なった紙面になってしまいます。この辺は各印刷会社の会社力の見せ所でしょうか。



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