新聞印刷工場見学

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モノクロ印刷輪転機

新聞印刷用輪転機には、大きく分けて、モノクロ印刷輪転機とカラー印刷輪転機の2種類があります(カラー印刷輪転機はモノクロ印刷も可能)。 昔の輪転機はモノクロ機とカラー機で機器の構成や機構が根本的に異なっていましたが、現在主流のタイプはどちらも基本構成がほぼ同じとなっています。 またモノクロ輪転機はブランケット胴が対向していることから、現場ではBB機と呼ばれています(スポット付きの場合はPs機とも呼ばれています)。

下記のフラッシュ画像は昔ながらのモノクロ輪転機の仕組みを表したものです。ちなみに現在主流のタワー型カラー輪転機が登場したのが 15年程度前ですので、「昔の」とは言っても下記のタイプもまだまだ現役で頑張っています! 参考までに輪転機の寿命はおおよそ25年程度と言われています。

さてそのモノクロ輪転機ですが、両面の墨印刷に加え、片面に任意の1色を追加できるスポット胴が付いたタイプがほとんどです。この構成は現在のタワー型モノクロ機 になっても変わっていません。ただし下記のタイプはL胴、R胴どちらに1色を追加するか選択可能ですが、現在のタイプは片側固定式となっています。 なお「任意の1色」ですが、新聞印刷のカラーは通常、墨、藍、紅、黄の4色を組み合わせて色を作っていますが、スポットに用いる色はあらかじめ クライアント様の望む色に作られたインキを使用して、意図したその1色のみ、墨に加えて追加する事が出来るようになっています。

また下記の画像では墨とスポットで途中のローラー構成が異なっていますが、これはインキ供給方式の違いによります。たまたま下記のタイプが 墨がキーレス方式、スポットがツボ方式となっている為です。インキ供給方式にはインキ調整が不要(逆にやりたくても出来ない)なキーレス方式、 機械的にインキ皮膜量を調整するツボ方式、電気的にインキ供給量を制御するインキポンプ方式があり、現在はツボ方式とインキポンプ方式が主流になっています。

最後に、カラー輪転機でもモノクロ印刷が出来るのであればモノクロ輪転機は不要では?というご質問に対する回答は、ズバリ、「コスト」です。 導入時のイニシャルコストはもちろんですが、墨のみの同じ図柄を両機で印刷した場合、ランニングコストもモノクロ輪転機の方が優れています。 綺麗な紙面を極力低コストでお客様に提供出来るよう、輪転機の構成も最適化する必要があり、モノクロ輪転機は今後も必要不可欠な存在であると思われます。



輪転機を上から見た様子を動画で見る


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